ラブリーボーン

先週は夕食後にNHKハイビジョンでやっていたスターウォーズ全作放送を見る、半ば強制的に見せられていたわけですが、それからも解放されて以前からレンタルが始まったらみたいと思っていた「ラブリーボーン」、あと「かいじゅうたちのいるところ」「ジュリー&ジュリア」を借りてきました。

スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は父ジャック(マーク・ウォールバーグ)、母アビゲイル(レイチェル・ワイズ)、祖母リン(スーザン・サランドン)そして妹といった暖かい家族に囲まれ、幸せに暮らしていた。学校では恋もする、ごく普通の14歳の少女。だが1973年12月6日、不幸にも無慈悲な殺人者の手によって殺されてしまう。亡くなったスージーは天国で温かく迎えられ、穏やかな日々を送るが、彼女の気持ちは落ち着かなかった。彼女を殺した犯人がまだ見つかっていなかったのだ。彼女はなんとかして残された家族とコンタクトを取ろうとするが、それは容易なことではなかった。やがて、殺人事件は顔見知りの犯行だったことが判明。家族にも危機が迫る。家族を救うために自分にも何か出来るはずだと必死に行動するスージー。果たして、苦悩する家族にスージーの想いは届くのか……。

最初から主人公のスージーが殺されてしまうということがわかっているのだけれど、わかっていてもこんないたいけない女の子がかなり残忍な感じの殺され方(直接は描かれていません。)をされるという物語の前半部分でどきどきしてしまいます。その後もどきどき感のあるサスペンス部分と、死後の世界を綺麗なCGで描くファンタジックな部分が織り混じりなかなか飽きないです。

娘を殺されてしまった家族の悲しみとか心の揺れ動きとか、そういう繊細な部分はあまりうまく表現されていないように思えたけど、ハリウッド映画という見方をすれば、まあ気にならないと思います。

ラストのまとめ方が、腑に落ちない点がいくつかあったけど、個人的にはファンタジーと猟奇的な部分、相反するコントラストが気に入りました。

ちなみに猟奇的な犯人役のスタンリートゥッチは一緒に借りた「ジュリー&ジュリア」で良き夫役で出ていました。

ラブリーボーン

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