四万六千日

仏様には色々なご縁日があり、観音様のご縁日は十八日、地蔵様のご縁日は二十四日とか、古くから云われておりますが、室町末期以降このほかに功徳日が設けられ、この功徳日にお詣りすると百日に向かうとか、千日に向かうとか、同じ功徳にあずかると云われ、いわば特別日として広められてきました。観音様の功徳日で日数の一番多いのが七月九日で、この日にお詣りすると四万六千日分に相当すると云うことで、江戸時代からこの日のお詣りが盛んになってきました。

長谷山 観音院ホームページより

馬場、材木町、味噌蔵町校下の町を歩いていると、よく軒先にトウモロコシを吊しているのを目にすることがあります。知らない人が見ると物珍しい光景だと思いますが、古い町並みに不思議とよく合って、八月の風物詩となっています。

なぜトウモロコシかというと、実がいっぱいつくことの「子孫繁栄」と、フサフサ毛の部分(雌しべ)が「厄除け(毛)」、「儲け(毛)」に繋がるということらしいです。なので、トウモロコシを頂くときには、より実つきがよいもの、毛が多いものを選ぶようにします。

ちなみにトウモロコシの実の数はフサフサ毛の本数と同数で、毛の一本一本に受粉すると、それが一粒一粒の実となります。

町のいたる所に張り紙が

町のいたる所に張り紙が


水引をつけて玄関先に吊しました

水引をつけて玄関先に吊しました

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