鬼ヶ岳(山梨県)
2週連続で山歩きに行ってきました。
場所は富士山の麓にある西湖のほとりの鬼ヶ岳です。
根場の集落近くにある駐車場に車をとめて、まずは鬼ヶ岳の手前の雪頭ヶ岳を目指します。
駐車場から集落を抜けて、キャンプ場にさしかかると目の前に雪頭ヶ岳が見えてきます。
途中大きな堤防があって、2つめの堤防から本格的に登り始めます。
1時間くらい歩いたところに木のお化け。
この辺りから登りが急になってきました。
2時間ほどで雪頭ヶ岳に到着。
いろいろな花が咲いていました。
こういうところを山の言葉で「お花畑」というらしいです。そのまんまですが、他に「賽の河原」とか「カニの横ばい」など、昔ながらのまま使われてきてて、今では逆にとても新鮮で面白いです。
雪頭ヶ岳で昼食をとったあと、20分くらいで鬼ヶ岳山頂に到着です。
ガイドブックによると雪頭ヶ岳〜鬼ヶ岳は今回のコースで一番大変とありましたが、時間が短いせいか自分はそうでもありませんでした。それより鬼ヶ岳〜鍵掛峠の区間のほうが、背の低い笹で道が覆われていて地面が見えなかったり、大きな岩をまいたり、ちょっとしたクサリ場があったりして大変に思えました。
鬼ヶ岳山頂からは富士山、王岳、節刀ヶ岳、春日沢ノ頭と360度の景色でとても清々しい。
ここから鍵掛峠までは1時間くらい。
やっとのこと鍵掛峠について、あとはどんどん下るだけです。
根場の集落までは1時間半くらい。
昔、根場集落は土石流の災害でほぼ壊滅されてしまい、集落は少し離れたところに移ったそうです。
旧集落があった場所には根場いやしの里という観光施設ができて、茅葺き屋根の昔の集落を再現した一種のテーマパークみたいなところになっています。
登りはじめの大きな堤防も災害後に出来たものでしょう。鍵掛峠からしばらく行ったところに小さな慰霊碑もありました。何十年も時間がたって、こうやってまた人が集まってくる場所になったことはとても喜ばしいことだと思いますが、そういう過去があったということも観光に来た人たちに知ってもらう事も大切だと思います。
根場の災害
http://www.mmdb.net/usr/on04/Yamanashi-Album/pageo_2/A0005.html