木曽駒ヶ岳(長野県)
今年の冬から計画していた木曽駒ヶ岳に行ってきました。
あいにく天気は台風一過とはいかず、台風が過ぎ去ってからもずっとグズグズした天気が続いて、当日も雨は降らないもののどんよりと雲が広がっていました。でも前日までは霧で10mほどしか視界がなかったことを思えば良い方だと思うことにして、5時に出発しました。
千畳敷駅のあたりからは駒ヶ根市を挟んで南アルプスのシルエットが浮かび上がってみえます。真ん中に頭が少し白く見えるのは富士山です。
千畳敷はちょうど花盛り。一面お花畑です。
このあたりにはチングルマ、コバイケイソウ、ミヤマキンバイ、シシウドなんかがぶわぁーっと広がっています。それらの花の間にクロユリ、オオヒョウタンボク、アオノツガザクラ、タカネグンナイフウロ、ヨツバシオガマなんかがチョコチョコと咲いている感じです。
千畳敷の遊歩道との分岐点を過ぎるとだんだんと登りがきつくなってきます。上から見下ろす千畳敷もまた綺麗。
このあたりまで登ってくると、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、イワツメグサなどが多くなってきます。
乗越浄土が近くなると風と霧がすごくて、体感気温もぐっと下がって寒いくらいです。
強風とガスの為、中岳で折り返すことに。
宝剣山荘に立ち寄り、ストーブと珈琲で暖をとって、お土産物を見たりしてゆっくりしました。
帰りの下りはロープウェイの始発が始まったらしく、登りでツアー客が渋滞してました。。
高山植物の女王って呼ばれてるらしいコマクサが風よけのために掘られた窪みにひっそり咲いていました。環境の変化か人の手を借りないと育たないんですね。
中岳で折り返してきて時間があったので、極楽平方面に少し歩いてみました。
こちらは登山客も少なく、ゆっくり歩くことができるようです。
今回は天候が悪くて山頂までたどり着けなかったけど、またいつか行けるといいな。