赤兎山(福井県)

福井県の赤兎山へ。
この日は午後から小雨予報が出ていたので、眺めはよくないだろうなと思って向かいましたが、案の定上に登ると一面ガスがかかっていて白山は見えず。なので、花の写真ばっかり撮ってきました。梅雨だから仕方ない。
でも、日が出ていない事と小さな沢を何度か渡って行くので涼しく気持ちよかった。

駐車場からしばらく歩くと気持ちいいブナ林

花の名前はほとんど母に教えてもらってます。
おかげでだいぶ憶えられたような気がします。
でも、ほんと沢山種類があって全部ぱぱぱっと口から出てくるにはどれだけかかるだろうか。

ギンリョウソウ、別名ユウレイタケです。ユウレイタケのほうが見たとおりなので憶えいい。去年だか富山の中山で見ました。これはまだ顔を出したばかりで花が開ききっていないですが、開くともっと幽霊っぽいです。

顔を出しはじめたギンリョウソウ

チゴユリ

ああ、これよく見るなと子供の頃からインプットされているショウジョウバカマ。
名前を聞いて、「ああ、そうだそうだ。」と頭の奥に沈殿してたものがゆらゆらと浮き上がってくる感覚あじわいました。

花が終わりかけのショウジョウバカマ

こういう沢が家の裏にさらさらと流れていると素敵です。(土石流の危険は無視で。)

小さな沢を渡る

深山にあるからミヤマカタバミ。普通のカタバミは住宅街のあちこちで見かけるけど、山で見るとちょっと楚々とした感じで印象が違うね。

ミヤマカタバミ

エイレンソウは濃い紫の花(これは正式に花なのかな?)が良いです。あとで出てくるサンカヨウもそうですが、大きな葉の真ん中からズバッと花が出ててます。変わってるね。

エイレンソウ

また沢を渡る

サンカヨウ

小原峠で赤兎山、大長山の分岐があります。

小原峠の道しるべ

だいぶん霧が濃くなってきました

遠くの平野の方は晴れているみたい

天ぷらで美味しいコシノアブラ

こっちはウド

雪解けで出来た池なのか、小さな池の周りの木々には20センチほどの白い泡状の蛙の卵がブラブラとぶら下がってました。帰ってから調べたところモリアオガエルの卵みたいです。中には重みに耐えかねてか、風にあおられてか、下の池に落ちてしまっているものもありました。落ちた卵はちゃんとかえる事ができるんでしょうか。

木の枝にぶら下がっているモリアオガエルの卵が落っこちてました

小原峠からしばらく登ると、日陰になった部分には雪が残っていました。
雪のある場所にはロープが張ってあります。

頂上付近の斜面にはまだ雪が残っていました

木蓮やコブシに似てるけど、タムシバです。名前がかわいいタムシバ。

タムシバ

頂上はガスがすごくて白山どころか隣の山さえ見えませでした。
頂上一帯、背の低い笹などで、天気が良ければ360度の視界となるようです。

赤兎山山頂

ウラジロヨウラク

イワカガミ

ムラサキヤシオ

ミツバオウレン

コバイケイソウ

山頂から避難小屋までの途中

避難小屋にちゃんと男女別のトイレがあります。
この日は誰も小屋にはいなかったですね。よくブログで非難小屋で一泊してとか見るんですが、自分にはここに一人で泊まる勇気は無いなあ。まだテントのほうがいいかも。

避難小屋がうっすらと

で、頂上はガスで風も強かったので小原峠まで下って、そこでお昼をとりました。
やっぱり、山のごはんは本当においしい!たぶんなに食べてもおいしいんじゃないかな。

今日の弁当はこれ(炊き込みごはん弁当!)

梅雨時期だったので、結構ぐちゃぐちゃどろどろとなってしまいました。

ドロドロになりました


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