大菩薩嶺(山梨県)

以前から行ってみたかった大菩薩嶺へ行ってきました。

朝6時に横浜を出発。東名横浜町田から御殿場インターで一度高速を下りる。富士五湖道路から中央道勝沼インターで下りて葡萄畑を抜けて、裂石から山道に入って、9時過ぎに上日川峠の駐車場に到着。山道から上日川の駐車場くらいまでは紅葉がまっさかりで赤、黄、色とりどり、とてもステキでした。途中、朝ご飯をとるために寄った御殿場のマックでサイフを忘れてきたことに気がついて少し焦ったけど、妻のサイフで事なきを得る。だけど横浜でAPECが始まるので帰りの検問が心配…。

駐車場は日曜日、遅い時間に到着ということもあって、ほぼ満車になってました。
交通整理のおじいさんにトレッキングマップを貰って、まずは軽い登りでストレッチがてら福ちゃん荘を目指します。

上日川峠・この辺りはもうそろそろ紅葉も終わり

福ちゃん荘までは20分くらい。ここから唐松尾根を通って雷岩へ。
その名の通り気持ちのよい唐松林。途中からは木々の間からちらほらと富士山を見ることができます。

唐松林を抜ける

唐松林の間から遠くに笹に覆われた尾根を人が登って行く様子が見えてきます。唐松林を抜けて笹地帯までくると一気に視界が開けて、眺めが良くなり、甲府盆地、南アルプス、富士山、いろいろなものが一気に見えてきます。
ここからところどころ岩も顔を出して、登りもきつくなりますが、上を見れば雷岩がそこに見えていて、登れば登るほど背後の景色は良くなっていくので、少し歩いては振り返って写真を撮ったり、休憩したり、この辺りで結構混み始めるので人とすれ違ったりと、なかなか忙しくなります。

雷岩手前から連なる山々が神々しかったです

福ちゃん荘から1時間弱くらいで雷岩に到着です。
大菩薩嶺山頂は見通しがきかないので、ほとんどの人はこのあたりで休憩・昼食を取ってるようです。なので、かなり賑わってました。山に登り始めて1年くらいですが、いままで見た中で一番の混みようでした。
最初は雷岩の上でお昼にしようと思って岩を登ったんだけど、風が抜けるので寒くて、風の抜けない影に移動。まわりはえらく軽装の外人グループや、大学生の団体、はりきりすぎてる子ども達で賑やかすぎ・・・。
これだけ人がくるところなのでちらほらゴミも落ちていて、なんだかちょっとこういう感じは好きになれません。

雷岩大混雑

天気も良く眺めは最高です。ここからは見えませんが、大菩薩峠のほうに歩いていくと木々の影に隠れていた金峰山、八ヶ岳、秩父の山々なども見えます。

甲府盆地

雷岩から大菩薩嶺山頂まで10分くらい歩いて、山頂で折り返し、今度は大菩薩峠へ。
ずっと富士山や南アルプスが見える尾根を歩いていきます。
下には上日川ダムとダム湖の大菩薩湖もみえます。

富士山

気持ちのいい尾根道

40分くらいで大菩薩峠に到着。介山荘という山小屋があります。
前から気になっていたことなのだけれど、こういう山小屋は民間でやっているんだろうけど、採算はとれるのかとか、なんで国定公園内に民間で商売を行えるのかとか、そういう権利みたいなものがあるのかとか、いろいろ疑問があります。ここは訪れる人も多いのでまだ商売は成り立つのかもしれないけど、オフシーズンや、もっと静かな山にある山小屋はどうしてやっているんだろうか?

大菩薩峠

何の植物?介山荘横にて

大菩薩峠からは下って、途中通ってきた福ちゃん荘に戻ります。
この辺りからは随分と静かになって、途中の富士山がみえるベンチでゆっくり休憩したり、のんびりと歩くことができました。ベンチに座っていると、小学生の子どもを連れた、どう見ても街中着のおじいさんや、短パンでiPodを聞きながら登ってくる散歩の途中です風なお兄さんを見かけたのだけど、そこまで気軽な山なのか?結構しかっりした格好の自分が間違っているような錯覚(?)を憶えました。。

峠に別れを告げる

渋い富士見山荘

峠から4、50分で福ちゃん荘。
なんか食べたいと思ったのだけれど、弁当やら果物やらお菓子を食べ過ぎて、あきらめました。ざんねん。

福ちゃん荘のフクタロウ

福ちゃん荘からは林道を通って、上日川峠へ。
途中とっても鮮やかできれいな赤い実をみつけたので写真を。

綺麗な赤い実

9時半くらいに出発、駐車場に2時半前くらいに戻ってきたので、休憩入れて5時間ほどの山歩きでした。
天気も景色も紅葉もすばらく透き通っていて綺麗でした。(静かに歩きたい場合は平日に来るべきです。)
で、帰りは無事検問にも捕まらず、無事に帰ってこられました。

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